発生データ

比較試験を行った研究結果について

椎茸経営におけるホダ木育成の差を見るために高温性の椎茸種菌2品種の形状の差(木片駒と成型駒)とそれぞれの接種年浸水と接種翌年浸水捜査開始による差及び冬期加温期間の差による子実体発生量と良品率(総個数に対するM,L級品の比率)の比較試験を行った公的機関による下記の研究結果を参考資料として下さい。

①成型駒と木片駒の植菌年浸水操作スタートの発生量と良品率

※植菌年10,11月に2回、翌年6~9月に3回、2年目6~9月に4回浸水

成型駒

セッコーH3
総重量 123.1Kg/m2 14.2g/個

発生グラフ01

A社品種
総重量 114.7Kg/m2 14.2g/個

発生グラフ02

木片駒

セッコーH3 総重量
108.0Kg/m2 12.0g/個

発生グラフ03

A社品種
総重量 98.9Kg/m2 10.7g/個

発生グラフ04

考察

成型駒の方が総発生量が多かった。木片駒は1.2回目の発生量が少なかった。
良品率は経時的に下がったが、セッコーH3号菌は5回目まで40%以上の良品率を保った。

②植菌翌年浸水操作スタートの発生量と良品率

植菌翌年6~9月に3回、2年目6~9月に4回、3年目6~7月に2回

成型駒

セッコーH3
総重量 111.7Kg/m2 14.6g/個

発生グラフ05

A社品種
総重量 99.1Kg/m2 11.7g/個

発生グラフ06

木片駒

セッコーH3
総重量 115.1Kg/m2 12.9g/個

発生グラフ07

A社品種
総重量 101.0Kg/m2 10.7g/個

発生グラフ08

考察

良品率は試験①より低かった。木片駒の方が発生量が多かった。1回目の発生量が少なかった。

③木片駒における冬期加温による発生量比較

植菌翌年1月中旬より26℃の加温を1.2.3か月間行い4月中旬に一斉に発生操作を行った。

 セッコーH3A社品種
1ヶ月加温重量:10.78Kg/m2 / 良品率:58.2%重量:1.4Kg/m2 / 良品率:38.1%
2ヶ月加温重量:9.07Kg/m2 / 良品率:54.9%重量:1.2Kg/m2 / 良品率:46.2%
3ヶ月加温重量:10.97Kg/m2 / 良品率50.9%重量:3.4Kg/m2 / 良品率60.0%

考察

セッコーH3号菌は加温期間が増加しても発生量はあまり変化しなかった。早期発生の為の加温期間が短くて済むというのは利点であると考えられる。